In

魔法にかけられて


私は子供のように
Double busが好きである

2階からの景色が
素敵なのだ

この2階建てバスは
様々なことを
教えてくれる

初めてSingaporeへ来た頃
バスが時間通りにこない事に
焦りといらだちを
感じていた

しかし
人間とは素晴らしく
「住む」と決めると
不思議と自分の体内時計が
住んでいる土地に
染まってくる
                                                                               
気付けば

バス停で
Kindleを読みながら
待つ時間

景色を見ながら
ぼーと行き来する時間

時々話しかけられ
Small Talkをする時間

幸せである

以前、バス停で
一人のおじいさんが
話しかけてきた

You Japanese?
と聞かれ
Yes I am
と返す

おじいさんは
桃太郎さんを歌い始めた

桃太郎さん
桃太郎さん

How could you know it?
とズボラにも
お伺いしたところ

戦時中に
日本兵が教えてくれたそうだ

日本兵が通る度に
頭を下げないといけなかった
でも歌を教えてくれたんだ

と言って
さくらさくら
も歌ってくれた

おじいさんにとって
歌の時間は
魔法のように
楽しかったそう

今日ね
朝、Exerciseが
できなかったの

だから鏡の前で
ルブタンを
履いているかの
ように背伸びをして

まるで
ファッションショーの様に
横から登場して
ターンをして
鏡から消え

出勤したの

あほでしょ?

でも
私の朝は
毎日楽しくなってきた

まだ
洋服も昔のまま
メイクは口紅だけ
だけれど

内側から
何かまたひょっこり
顔を出している

何かはまだ分からない
何かしら


朝起きて
鏡の前で自分を
見つめると
やっぱり、いつもの自分

だけれど

今日は小さな
魔法を自分にかけてみた

一人ランウェイ
妄想のルブタンと共に


Hermitage
Hiromi




Related Articles

0 comments:

Post a Comment

Note: only a member of this blog may post a comment.

Powered by Blogger.